3月31日から4月14日まで「Idefinable Cities / まだ見ぬ都市から」という展覧会の為、イギリスのストーク・オン・トレントという街に滞在しています。日々の記録、考察をメモしています。

滞在日誌1滞在日誌2も合わせてご覧ください。

ロンドン1日目 4月12日

朝7時40分発のバスでロンドンへ。早起きして眠くて車内はほとんど寝ていた。ロンドンに近づくと、窓から見える景色が全く違う。建物の高さも高くなって、随分と都会だなと思う。途中、とても広い公園が見える。ストークから3時間40分でロンドンに到着。このぐらいの時間を想像するに、大阪と尾道ぐらいの距離だろうか。

ヴィクトリア・コーチ・ステーションに着くと、ロンドン在住の村上くんの友人が迎えに来てくれた。一日ロンドンを案内してくれるとの事。こんな風に各地で誰か案内してくれる人がいるととても助かる。小腹が空いて、カフェで珈琲とクロワッサンを買う。イギリスに来て思ったのは、珈琲が何処で飲んでも結構美味しい。チェーン系の店でも丁寧にいれてくれるし、ラテだってみなフォームがうまい。

広い公園を抜けて、バッキンガム宮殿、国会議事堂を横目に見てテムズ川沿いを歩く。先日訪れた、calk abbeyもそうだったけど、威厳のある建物を見ていると、とても美しいのだけど、どこかイギリス人の狂気のようなモノも感じる。しばらくロンドンの美しい街並みを歩いて、インド料理屋でカレーの昼食。何故かマレーシア人に間違われる。カレーはとても美味しかったのだけど、量が多過ぎて少し苦しい。前菜、カレー、ナン、タンドリーベジタブルで一人15ポンドぐらい。思っていたよりも高くない。

そして、ロンドンでどうしても見ておきたかった大英博物館へ。エントランスから圧倒される。巨大で、美しい。これだけの規模のミュージアムがあるのがとてもうらやましい。きっとロンドンっ子の自慢なんだろうなと思う。とにかく物量に圧倒される。年代、国、あらゆるモノの歴史が詰まっている。ここを見ていると、何処の国の人も、いつの時代に生きた人も考えている事ってほとんど変わらないなと思う。市井の人々は、ただ自然を愛し、自然を畏れ、隣の人を愛し、次に生まれて来る者の未来を想い生きてきた。そして時に権力や富は狂気を生み人に凄まじい物を作らせてきた。しかし、それはいつまでも続くものではなくて、栄えれば滅びる。ただただ繰り返されてきた歴史を見た時に、人種も国境もカテゴライズする事にほとんど何の意味もない事がよく分かる。とにかく物量が多くて、全てを見て周るには体力が全然足りない。

皆疲れて、後は今晩泊まる宿に移動。チューブと呼ばれる地下鉄に乗って30分程の所にある高級住宅街へ。Airbnbで見つけた宿。共同のキッチン、ダイニング、リビング、テラスと、部屋が8つあるとても立派なB&Bスタイルの宿。4人で約90ポンドという、ロンドンでは考えられない程の安さからは想像できないくらいに快適。昼のカレーを食べ過ぎて、適当に近くのスーパーで買ったサンドイッチで食事を済ませて就寝。

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ロンドン2日目 4月13日

朝8時起床。シャワーを浴びて、シリアルと珈琲の簡単な朝食を済ませて出かける。ショーディッチと呼ばれるエリアで、色々と散策。昼食は屋台みたいなところでフィッシュアンドチップスとピタサンドを購入。4人分で22ポンドぐらい。エスニック系の料理は日本で食べるより断然美味しい。

面白そうな展覧会をやっているギャラリーがあったのだけど、月曜日は休みでがっかり。表の窓にへばり付いて中を覗く。僕らの展覧会のポスターに思いの丈をしたためて郵便受けに投函する。他にも何件かあったギャラリーも休みで残念。う~んと唸って、昨日の大英博物館の辺りへ移動。イギリスの電車代が超高くてどんどんお金が減る。ストークでの生活はほとんど自炊だったし、買い物をする場所もないし、移動も家とギャラリーの往復で徒歩だし本当にお金を使わなかった。やはり都会はお金がかかる。

一旦皆自由行動で、僕は本屋巡り。アジアを中心とした美術書を取り扱っている古本屋さんで日本美術を紹介している本を購入。1928年発行。6ポンド。日本の美術がイギリスでどのように紹介されているのか、英語と日本美術を勉強出来るなと思って即決。ちなみに妻と西ちゃんはイギリスに来て、ストークでもロンドンもでもずっと拾い物をしている。石のコレクションが凄い事になっている。確かに並べて見せてもらうと、日本の石とは大分様子が違っていて、成る程、良いかもなと思う。でも、自分では集めないな。お金がかからず、世界中何処ででも楽しめる趣味で良いなと思う。

公園の芝生でスーパーで買ったサラダとパンとフルーツを食べて夕食。イギリスでの最後の夕食かと、少しセンチメンタルな気分になる。ストークへの戻りは電車で、何故か勝手に期待し過ぎてしまっていて、内心がっかりで1時間30分ほどの旅。9時半ぐらいにストークについて、タクシーで家に。あぁ、帰ってきたなという気分になる。すっかりストークっ子になってしまった。もう、明日には日本に帰るのだけど。

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ロンドンは、色んな人種の人たちがいて、そして観光客もとても多い。最近は大阪でも海外からの観光客が増えたなと思うけど、全く比にならないくらいに観光客が多かった。色んな人達が混じり合っていて、それがとても心地良い。古い建物が多く、新しい建物も上手く調和を計って建てられていて、全体としてどういう街を作るかとうコンセプトが感じられる。本当に街並みが美しい。道幅も広いし都会の中にも大きな公園が沢山あって都市の中に余裕がある。人は多いけど、大阪や東京を歩く程にはストレスを感じなかった。

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