アトリエ展示室で初となる展覧会「カイコウ」が終了しました(報告をするのがお遅くなってしまいました)。自宅の一室をセミパブリックなスペースとして、展覧会を出来るようにしたい、と構想してから随分時間が経ちましたが、ようやく一歩前へと進むことができました。そして、月夜と少年を始めてから、長く夫婦二人でやってきましたが、今年の4月に子供が生まれ、三人での活動もこの展覧会と共に始まりました。それは、絶好のタイミングであったように思われます。

大阪市内にギャラリーを持っていた時に比べて、展覧会を観て頂ける方の数は限られてしまいますが、それでも、事前予約制で、料金(スパイスと銀貨)を支払い、個人邸での展覧会を観に来るという、決して低くはないハードルを超えてもらえる方が存在する事に確かな希望を感じました。

ここで、今回の展覧会の収支報告をしておきたいと思います。月夜と少年が主催するイベントや展覧会では昨年から「スパイスと銀貨」という支払い方法を採用していて、いわば、参加する人たちの善意で支えられています。出来るだけ、その内訳がどうなっているのかということを公開しておきたいと思います。

収支報告書

まずは、主な支出ですが、制作費の中には、実際の作品を作るにあたっての材料費、またアーティストへの謝礼が含まれています。管理費は会場管理の為の人件費です。この2つが主な支出で、広告に関しましては、これまでフライヤーなど紙媒体で行っていたものを、資源や時間のロスを考え、FB広告のみとしました。これは、アトリエ展示室での展覧会が、広く公開することを目的としないために、このような方法を採用することができたと思います。

主な収入に関しては、スパイスと銀貨によるものです。来て頂いた方に、実際に展覧会を観て、それぞれにその価値を判断してもらうという、負担を強いるような形かもしれませんが、皆さん真剣に作品と向き合ってくださり、確かな重みのある「銀貨」を受け取りました。実際に会場には足を運べないけれど、支援をしたいという方からもWEB決済でご参加いただきました。また、実際に展覧会にお越しいただいた方の中には、農家をされていて丹精を込めて作られた野菜でお支払い頂いたり、自らの作品でお支払い頂いた作家さん、目下アロマを勉強中でアロマウォーターを持ってきて頂いた方など、とても心のこもった、そしてバリエーションに富んだ「スパイスと銀貨」を受け取りました。皆さん本当にありがとうございました。

今回の展覧会単体の収支としましては、約25万円の赤字となっています。これは、月夜と少年の、デザイン、音楽制作、投資などその他事業にて補填されます。一応今後2〜3年程度で、アトリエ展示室のプロジェクト単体で黒字化出来るように、のんびりと運営していこうと思っています。ちなみに、「スパイスと銀貨」は展覧会開催期間外でも受け付けていますので、支援をして頂ける方、興味があるという方は、是非一度「スパイスと銀貨」のページをご覧ください。

スパイスと銀貨

次回は、11月4日から画家の久保友作氏の展覧会「ultramarine zarathustra」を開催予定です。