9月から10月で観に行った展覧会の内で幾つかをメモ。

■ アートピクニックvol.3 マイホーム ユアホーム

【参加作家】浅田政志, 小幡正雄, 沢田マンション, 田岡和也, 伊達伸明, 辻勇二, 秦野良夫, 宮本博史
【期間】2013.08.31 (sat) – 2013.10.06 (sun)
【場所】芦屋市立美術博物館

小幡正雄のダンボールに描かれた家族の絵、高知県の沢田マンション、取り壊される家の資材からウクレレを制作する伊達伸明、様々な物や音声から家族の記憶を記録していく宮本博史の作品に心を動かされた。

■ 時と家 page2

【作家】西野詩織
【期間】2013.09.04 (wed) – 2013.09.29 (sun)
【場所】C.A.P.

陶芸作家西野詩織の展覧会。神戸の街は山と海が近い。三宮から暫く山の手へ向かって歩くと沢山の古い洋館が現われる。この場所がかつて海の向こう側の国々 と繋がる玄関口であった事が想像出来る。この展覧会の会場となった、C.A.P.は神戸市立海外移住と文化の交流センターという所に入っており、元々は 1928年に国立移民収容所として設立されている。正に海外と日本とを繋ぐ拠点となっていた場所だ。展覧会では、どこか異国の海沿いの街並の色の様な、白 ともグレーともブルーとも言えない、何とも美しい色の小さな陶製の舟が並んでいた。場所と作品とがとても気持ち良く、合っていた気がする。なかなかそう言 う展覧会には巡り会えない。

■ MONOBOKE モノボケ

【作家】ケの二 (小田文子 X 坂本ミン)
【期間】2013.10.06 (sun) – 2013.10.14 (mon)
【場所】gallery yolcha

二人の造形作家小田文子と家坂本ミンによる展覧会。ギャラリー側から提示された様々な物を使用して、そこから想像を膨らませ二人が物語が浮かぶ様な作品を 作っていた。二人の作家の事、ギャラリーの主宰者を良く知っているので、あえて苦言を呈するけれど、僕は彼女達二人が作る作品の大きな魅力は、その躍動感 と生命力だと思っている。しかし今回の展覧会の作品を箱に収めるという手法のために、その大きな魅力が半減してしまっていた。一つの何げない物からイマジ ネーションを自由に膨らませて、驚きと共に新しい生命が生まれてくる。そんな作品を観たかった。ただ、多くの観に来たお客さん達は、それらの作品に触発さ れ小さなオブジェクトを制作し残していっていた。それは、新しい展覧会の在り方を探る一つの細い道にはなったのだろうと思う。展覧会とは何だろうか。彼女 達の展覧会を見るといつもその事を考えさせられる。

■ 300132903102

【作家】wassa
【期間】2013.10.17 (thu) – 2013.10.27 (sun)
【場所】galerie 6c

画家wassaの展覧会。作家暫く訪れる事となったパリでのスケッチ、旅から戻って描かれた作品が並んでいた。3枚の黒い背景で描かれた作品が印象的だっ た。観覧した白く光るバレエの舞台。教会のステンドグラスを通って降り注ぐ光、深い坑道の中に幾千も眠る人骨の白。パリで光と影とが彼女の中で深く記憶に 残ったのだろう。彼女の絵はいつも背景の色が良いと思う。