観た展覧会の事など

■ canoe カヌー
作家:川畑紘子
会期:2014.05.15 (thu) – 2014.06.01 (sat)
会場:ヨハク (芦屋市)

画家の川畑紘子による展覧会。ペンでひかれた線に、淡い色が水彩絵の具でささやかに着彩されている。初めて彼女の作品は大分前になるけれど、その時は人物ばかりを描いていたように記憶している。今回は静物と人物が半々といった構成。カヌーが浮かぶ湖面のブルーが印象的だった。

会場が狭く、もう少し沢山作品を観たいと思う。さらに、もう少し大きい絵も。

■ ヒミツ
作家:中村寛史, 鳥越隆志, 西野詩織
会期:2014.06.05 (thu) – 2014.06.15 (sun)
会場:galerie 6c (西宮市)

陶作家、写真家、造園家、3名のコラボレーションで行われた展覧会。会場には珍しい植物が様々な陶製の器やオブジェに植えられて並べられ、あるものは吊るされていた。他にもそれらのモチーフが屋外に持ち出されて撮影された写真作品も飾られていた。陶器の人間の手による造形の面白さと、植物の自然が生み出した形の面白さの対比。それらを一歩引いた所から捉えた写真。

最終日に訪れた事もあって、お客さんも多く、作家に詳しく話を聞けなかったのが残念だけど、何故この三者が集まり、何故この展覧会がこの場所で行われたのか、そんな事を聞きたかった。

■ 壁の話
作家:山本恵
会期:2014.06.10 (tue) – 2014.06.18 (wed)
会場:LADS GALLERY (大阪市)

本、電球、人形、ガラス瓶、様々なものが箱の中に収められて、何かの標本のようにまとめられた作品が並んでいた。どれも色は白く、現実の世界から数センチ浮遊しているような、物語の中のような作品が多い。過去のファイルを見ていると、長い間の一貫した作風に驚かされる。ここまで、一貫したスタイルを保っている何かしらの理由を知りたくなった。

■ 六月の洞
作家:西絢香
会期:2014.06.26 (thu) – 2014.07.13 (sun)
会場:家ie (池田市)

造形作家西絢香による展覧会。彼女の作品展を見るのは1年ぶりぐらいか。どのような変化があるのか楽しみに会場を訪れた。古い本の頁をベースにしたコラージュ、紙を重ねて貼りあわせて造形した、出土物のようなオブジェ。以前は、木の色というか茶色い作品が多かったが、今回は全体的に作品の色が随分と白っぽく、漂白されたようになっていた。色から受けるイメージのせいか、これまでの個人の物語に徹した作品から、もう少し普遍的な宗教的、神話的なモノへの興味を感じた。