土木偶 / wassa
彼女はここ数年非常に多くの展覧会を行っている。ここ数回は、名義をこれまでのwassaから本名の渡部真由美に変えて展覧会が行われていた。名とは、創作の何かを縛り付けているのかもしれないと思う一方で、それが、作家自身の拠り所となっている事もあるのかもしれない。名を変えるとはなかなか大変な事なのだろう。今回はwassa名義での立体作品ばかりが並んでいた。立体作品ばかりの展示というのは初めて見たけれど、木片を重ね合わせ、粘土で整形したという、人のような動物のようなお地蔵さんのような、それらの造形物はとてもすんなりとwassaの作品だと、受け入れる事が出来た。前回の渡部真由美名義でやっていた展覧会と比べてみても、彼女は、ギャラリーなりキュレーターから、ある程度の縛りというか要望や注文を受けて展覧会をした方が良いのだろうと思った。