Where I am When I am not here / Carsten Rabe, 西絢香

ドイツのGalerie Speckstraßeと日本の月夜と少年は共同で「Were I am When I am not here」というプロジェクトを企画しています。このプロジェクトは、2018年11月にドイツのGalerie Speckstraßeで開かれるCarsten Rabe と 西絢香による二人展から、その長い道程が始まります。

あらゆる人や物がネット回線で繋がり、加速度的に広がるボーダレスな世界で、ふと立ち止まると、足場は揺らいでいるように感じることがあります。その中で、芸術の可能性とは何なのかと、私たちは改めて問い直すのです。これは、日本とドイツ、遠く離れた小さなコミュニティでの、芸術を通した対話の記録です。「此処ではない、何処かに」想像力を向ける時、例えば海の向こう遠い国に住む友人を想い、例えば自分たちの子供、孫の世代、遥か遠い未来を想う時、私たちは胸に微かな希望の光を灯します。

今回、Carsten Rabeの、時間が止まってしまったかのような、空虚な空間や場面を切り取った写真と、西絢香による静かな時の流れを滑る無数の小さな舟とが、どんな「此処ではない、何処かに」あなたを連れて行ってくれるのか。是非会場で二人の作品から想いを巡らせてみてください。

【Exhibition】
アーティスト : Carsten Rabe, 西絢香
会期:2018年11月12日 – 2018年11月17日
会場:Galerie Speckstraße
Speckstraße 85, 20355 Hamburg, Germany

Carsten Rabe 1975年生まれ、ハンブルグ在住。写真家、キュレーター。2000年より、ドイツ国内外で多くの個展、グループ展を開催。ドキュメンタリー写真を通じて、日常のごくありふれた、今そこに有る美しさを探求している。彼の作品は私たちの日々の行動に影響を与え、人々の暮らすその環境に目を向けるきっかけとなるでしょう。写真集「blossom」は2016年、German Fotobook Award にノミネートされている。

そして、2002年より、キュレーターを務める Westwerk Hamburg を拠点に様々なギャラリーのプロジェクトに参加し、多くの展覧会を企画している。2010年以降は、オーフス、コペンハーゲン、ハンブルグ、マクデブルグ、パリと国際的により幅広い活動を展開している。

西絢香 1987年山梨県生まれ、京都在住。成安造形大学イラストレーション学科修了。現在は遺跡発掘調査の仕事に携わりながら、造形作家として関西を中心に活動。その他にも二月四日可否の名義で出張喫茶店を各地に出店。様々な廃材、残骸から日々の営みの空白に漂う物語をすくいとり、いつかどこかに在ったのかもしれない、誰かの物語を表現する