2008年5月28日
グールド
4週連続NHKで放映されたグレングールドの特集。
素晴しかった。もう終わったのが悲しい。
彼がインタビューの中でこんな事を言っていた。
「音楽とは瞬間的なアドレナリンを分泌することではなく、驚きと静けさを一生かけて構築していくことなんだ」
みたいな事を言っていた。
正しくその通り。
あと、印象的だったのは、鍵盤に触れる彼の手。
静寂の空中から、音をつかみとり、弾き出しているかのような、そんな感じがした。
死の直前のゴールドベルク変奏曲を演奏している映像で、彼の観ている世界を指先から感じた気がして、不覚にも涙を流してしまいそうだった。
孤独を愛し、音楽を愛し、バッハを愛した、グールド。
音楽とはかくも美しきものだったのかと、再確認しました。
あー、一週間僕は何を楽しみに生きるべきか。
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2008年5月13日
チューリップ
バンド、チューリップの特集を深夜のNHKで観た。20年余続けてきたライブツアーの活動に終止符を打つという。
青春という人生のターニングポイントにおいて、この音がスタンダードであった世代と、例えば、浜崎あゆみがスタンダードであった世代、この間には人生の質においてとてつもないへだたりがあるのではないだろうか?
いや、しかし、このチューリップを聴いて共に生きて来たはずの世代が浜崎あゆみを生み出したと考えると、結局は大多数の一般聴衆は、いつの時代であろうと音の本質を理解出来ていなかったという事か。
ライブを観に来ていたお客さんの感想も収録されていた。財津さんはチューリップの持ち曲を、未だに現在を生きる歌として歌い続けていたのに対して、それを聴いているお客さんは、その曲に過去の青春を思い返していた。このどうしようもないギャップは、作り手にとって相当つらいのではないだろうか。
そして彼は、ソロミュージシャンとして、新たな地に立つべくスタートをきるようだ。
と、言う事で、gallery 月夜と少年では次代を担う20名のアーティストを募集しています。詳しくはこちらを。