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2009年4月22日

モヤポイント

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桜はとっくに散って、春は春という言葉のみを残して、、、


眠いのか、眠くないのかよく分からん。(てかもう寝なさい。a.m.2:15ナウ。)
いや。何となく寝たくない。


展覧会が一つ終わりまして。ノダコちゃんはカナダへ旅立ち、僕はぼんやりギャラリー。皆イロイロ頑張ってるなーとか思いつつ、一人取り残された気分。

さぁさぁ。次はどこに向かいますか。

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2009年4月19日

思考を並べて、結局のところ混乱するという結果。

共有の話。

展覧会「seesaw」のオープニングで、ノダコちゃんが語っていた、自分の手と他人の手の境がなくなるという話。アシスタントを入れて制作。自分が全て直接手を下さなくても、それにはちゃんと自分の意志が反映される。結局、誰がその作品を作ったとかって、大切な事なのだろうか。


音楽の世界での事。

世界中には、作者の分からない唄や旋律が古くから伝わっている。かつて音楽は口から口へ、手から手へ、耳から耳へと伝えられ分かち合うモノであったはずだ。録音技術が生まれ、レコードが作られる様になり、音楽は消費産業に飲み込まれた。次にCDが出来て音楽は0と1で構成されるデジタルデータとなった。僅か100年程の間で音楽はカタチを大きく変えた。ただ、ここ数年の間で、多くの音楽家達は自分の作った音を、マイスペース等のサーバーへどんどんアップロードするようになった。これは、今までの音楽=商品という思考から少し外れて行っていて、共有の意識に近いのではないか。近い将来にCDが無くなったとしても、音楽家の自分の音を多くの人と共有したいという想いはなくならいのだと思う。

今、芸術や音楽に限らず、モノを私有出来るという幻想は崩れかけていて、共有するという流れシフトしていこうとしているのではないだろうか。その過渡期に立たされ、多くの人がもがいている様に見える。


昨日、DAYS JAPANの最新号がギャラリーに届いた。こんなにも熱の籠った誌面を作っている雑誌は他にないだろう。そのうち広河隆一さんの展覧会を開催出来ないものか。。。


memorandum / 古橋悌二
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ダムタイプのリーダー的な存在であり、アーティストとして最期までHIV/エイズと共に生きた古橋悌二氏の遺稿、書簡等をまとめた本書。芸術に関わる沢山の人に読んでもらいたい。
「死というすべての人間にとって唯一の現実をポケットにしまいながら、今までの私は何が現実で何が非現実かはっきりしないまま彷徨っていた。芸術表現というありとあらゆる非現実の複合体の最大限の創造をもってぎりぎり私はこのポケットの中の現実の重みに耐える事が出来る。
 ある細胞が私の肉体を守ってくれている。ならば私の精神を守ってくれているのは創造力と愛だと思う。私の細胞がVIRUSを許容しているように、私は想像力と愛であらゆる人を許容したい。」

この時代に想うテロへの眼差し / スーザン・ソンタグ
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人として生きる尊厳、良心、正義、真実、様々な事が複合的にそして曖昧に絡み合う世界の境界を、まっとうに見つめ語る彼女の姿は美しい。
「意見をもつことはたやすい、安易すぎる、という自覚がありました。たとえ正しい意見でもそうです。
〜中略〜
 私がずいぶん前に自分に課したことがあります。自分がそれまで知らなかったり、この目で見たことがなかったりする事柄については、けっしてどんな立場もとってはならないと。
〜中略〜
 善意があっても思慮深くとも、直接の体験の具体性にとって代わるだけのことは決してできません。
〜中略〜
 真剣であること。それは私たちが二人とも身を投じている計画です。真剣であるということは責任をとるということです。でも、独善的にならず正しくあるにはどうすべきか。どうすれば「私」を放棄できるか。何であれ、自分はこのことなら知っているとの判断は、「私」をとおして得るものではあるのですが、「私たち」よりひどい唯一のもの、それは「私」だ・・・
〜中略〜
 正しいことを防衛することは終わりのない責務です。間違っていると知っていても、間違っていることをやってのける、人間のその能力にも私は驚いています。」

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2009年4月16日

公開収録 オチャマンテ

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先日のオープニングパーティーの際に行われた、トークショウ。
ナビゲーターのチャンキー松本さんがやっているオチャマンテというネットラジオで公開されています。

オチャマンテ

ノダコちゃんが、イタリアで何を感じ、どのように自分自身と向き合い作品を制作していったかという事が感じられます。

個性とは何か?
アートとは何か?
どのように社会と結びついていくのか?

色んな事を考えるヒントがありそうです。


展覧会は19日まで。

投稿者 koh : 16:41 | コメント (0) | トラックバック

2009年4月14日

雨降りの午後

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(展覧会 seesaw の制作風景)

久しぶりの雨で、頭がぼんやり。思考はまとまらず。
ここ数日の読み過ぎた本のせいか、はたまた加熱したアート談議のせいか。

今の展覧会のフライヤーに休日の記載を忘れてました。
明日もギャラリー開けてますので。
どうぞお越し下さいませ。

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2009年4月13日

seesaw / music play list

今回のプレイリスト。
出来るだけ幅の広い選曲というのは変わらず。
さらに、今回意識したのは、展覧会の内容。
展覧会を開くにあたって、始めにあったイメージ「橋」。
彼女がイタリアと日本を行ったり来たりする中で感じた事。
それは、どちらにも所属しきれない中間地点の様な存在。
対極にあるものの中間にあり、唯一両極を第三者的に観る事の出来る場所。
そういう様な場所を右往左往する事で考え作り、浮かび上がって来るものを彼女は作っているのだろう。

で、イロイロ考えた結果、日本人の作品がほとんどになりました。

1. モンポウ 沈黙の音楽 / 高橋悠治
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2. rA distance / THIS=MISAXSAIKOU
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3. 5tracks 3songs 1picture / Drawings
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4. PURPLE / spangle call lilli line
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5. Lido / 半野喜弘
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6. たであい / 青柳拓次
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7. Joao voz e violao / JOAO GILBERTO
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8. 6 Rue des Fills du Calvaire, Paris / Umitaro ABE
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9. Yuji Plays Bach / 高橋悠治
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10. CHOPIN THE NOCTURNES / RUBINSTEIN
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11. out of noise / 坂本龍一
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2009年4月10日

プレ シーソー 2

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現在アシスタントの、西さんジャタニンを交えて制作中。

12日より19日まで公開。

投稿者 koh : 14:45 | コメント (0) | トラックバック

プレ シーソー 1

12日のオープニングパーティーで、チャンキーさんをナビゲーターに迎えてトークショウがあるのだけど、それの下準備で2日がかりでの取材を受ける。

1日目に僕が、今回の展覧会の作家であるノダコちゃんとの出会い等を話し、2日目はノダコちゃん本人が、ウォールドローイングやイタリアでの事、作品に対する向き合い方等を話す。

他者に向かい話をする事で改めて自分の思っている事が浮き上がってくる瞬間がある。それはとても有意義。

12日、とても面白い話が聞けると思います。15時からおやつとお茶付きで500円。是非ともオープニングパーティーにお越し下さいませ。

投稿者 koh : 14:33 | コメント (0) | トラックバック

寄付の報告

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先月末のイベント[touch the strings]でのunicef への寄付の報告です。
来てもらった、お客さんのチャージから10%を寄付させて頂きました。
3400円です。

ありがとうございます。

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2009年4月 7日

予感

僕の人生(大袈裟な言葉であるけれど、そしてたかだか28年なのではあるけれど)において一つの大きな転機は、ギターを買って、ある女の子に出会った13歳の時だった。一人の人間として覚醒したのだ。

18歳の時、日本を棄てるつもりでアメリカへ行った。その後の5年間は、僕という人間を強くしてくれた、そして大きく世界を広げてくれた、2つ目転機だったのかもしれない。その転機を曲がりきって僕は日本を再発見した。

そして今、僕は、何か微かな、でもはっきりとした足音を聴いているような気分だ。その足音はどんどんと近づいて来ている様に感じる。でもこれは、何だか、懐かしい感覚のような気もしている。ここ2、3年の間すっかり忘れていただけの事かもしれない。


およそ4年前に亡くなったスーザン・ソンタグという一人の女性。彼女の事は、9・11の後からずっと気にはなっていた。どこか心の片隅で存在は気にしながらも、ずっと気付かないふりをしていたような感覚だ。今、「良心の領界」という本を読んでいる。そう。結局は分かっていたのだけど、出会ってしまったという感じ。この人のような眼差しで世界を見る事が出来ればと思う。

そうだった。僕は自分自身の世界を切り開かなくてはならないのだった。

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2009年4月 5日

bookworm2

ここのところの読書熱。何だろ。
世界を知りたいと思う。
そして社会と繋がりたいと思う。

で、ここのところ読んで一番強烈な印象に残っている、ジャーナリストでありカメラマンでもある広河隆一氏の書いた「パレスチナ」。7−8年前に雑誌switchの記事で、彼の活動を知り、さらに映画「パレスチナ1948 -NAKBA-」で完全に打ちのめされたのだけど、今回本でじっくり読んでようやく、この地に横たわる根の深い問題の輪郭をつかめた様に思う。

音楽家や芸術家というのは、坑道の中でのカナリアの様な役目を持っているのではないかと思っている。危険な事をいち早く感知し、それを他の人に知らせる。ギャラリーでの活動、展覧会やイベント等で少しでも社会と繋がり、希望のサイクルを作る事の役に立つ事が何か出来ないモノかと考える。

で、ギャラリーで、その広河氏が編集長を務める「DAYS JAPAN」の定期購読をする事にしました。ま、何かの為とかより、単純に僕が読みたかったのだけど、本屋であまり見かけないので毎月直接届けてくれたら助かるなぁと思ったのでした。


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2009年4月 3日

bookworm

先月の岩瀬さんの展覧会くらいから数週間、無性に本を読みたくなる。

硝子戸の中/夏目漱石
遊鬼/白州正子
音楽は自由にする/坂本龍一
きっかけの音楽/高橋悠治
パレスチナ/広河隆一
skmt 2 /坂本龍一・後藤繁雄
世界がドルを棄てた日/田中宇

本とは実に素晴しい。実際に自分が見たり聴いたりせずとも、未知の世界をさも自分の体感した事のように疑似体験が出来る。しかもそれは各々の本の筆者によって綴られた世界なのだから、自分の普段体感する世界とは随分と違っていて、殊更に世界は押し広げられる。

20代前半までは、圧倒的に現代日本の小説ばかり読んでいたのだけれど、ここのところ、小説を読む比率がぐっと減った。随筆、対談、学問寄りに興味が移って来ているよう。

次読みたいモノリスト

良心の領界/スーザン・ソンタグ
メモランダム/古橋悌二
ニッポン・サバイバル/姜 尚中
少年とアフリカ/天童荒太・坂本龍一
シュタイナーの死者の書/ルドルフ・シュタイナー
医者、用水路を拓く/中村哲

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2009年4月 1日

ゆめのはこ

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(一人だけ動物ではなく、よく分からんおっさんのかぶりモノつけさせられる玄さん)


子供達の脳みそがスゲー。発送が自由とか、そんな事ではなく、もう大人の脳みそを超越してしまっている感じ。ぶっ飛んでる。素晴しい。人間の発想力というかポテンシャルは、本来こんなにもスゲーものなのか。僕らは日々年老うのだな。それはしょうがないのだけど。。。

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touch the strings / review

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初めて聴く、齋藤キャメルのソロ。バンドで聴く彼の唄とは大分違う印象。バンドでは、後で鳴らされる色んな音に触発されて、聴衆の多くが望む様な姿を彼は演じきる事が出来るのだろうと思った。ソロでは、良くも悪くも、もっとプライベートで、一人の傷つき易く、優しい、そしてちょっぴり毒のある青年を観る様だった。リハーサル中にギターをつま弾き歌っていた様は、本当に彼が自分の部屋で暖かな日差しの穏やかな一日を歌っているようだった。もっと、沢山ソロの活動もすれば良いのにと思ったりした。一人のアーティストとして歌う姿を観てみたい。

波多野敦子さん率いるtriola string trio。今まで波多野さんは、ずっと知り合いの知り合いくらいの位置にいて、名前は知っていたし、ギャラリーにも来てもらっていたし、すれ違う機会は何度もあったのだけど、ちゃんと演奏を聴くのは初めて。その演奏の事は少し置いといて、びっくりしたのが、そのトリオのウッドベースを弾いていた前田君というのが、実は僕の高校の後輩だったという事。一目見た時に、あれ?どっかで会った事あるなぁと、リハーサル中にずっと考えていたのだけど、まさかこんな所で会うとは。

で、話は戻りまして、そのトリオでの演奏。今回このトリオでのライブが初めてとの事で、これからまだまだ発展していくのだろうという感じ。まだまだ手探りでお互いの音を探っているのだろうという印象。弦楽器の響きがとても美しく、この場所が何となく面白い場所として機能してきているのかなと思ったり。

あと、やっぱり一度もライブを観た事のないアーティストのイベントを組むというのは、なかなか難しいモノだなぁと思いました。今回、波多野さんが結構お客さんを呼んでくれていたのだけど、やっぱりウチのギャラリーの周りにいる人達にも聴いてもらいたかったと思いました。でも、それには実際に一度その人のライブを観ておかないと、しっかりと自分の声として、イベントのお勧めを出来ないわけです。より良いイベントを作る為にアーティストの側とのコミュニケーションをもっと密にしていかなければなりません。やっぱり、ウチのギャラリーに来るお客さんには、未知の世界の素晴しいモノにも興味をもって、そしてその響きを体感して欲しいと思うのです。


で、今回のイベントでの集客は、一般17名ゲスト3名。ユニセフへの寄付は3400円でした。本日送金しました。

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