CONTENTS: 100年後の未来に残したいモノ

西絢香

西絢香は、物語の人だ。物語とは言葉を連ねる事のそれではなくて、物が語る、“モノガタリ”だ。彼女の作品を見ていると、かつて存在していたのかもしれない誰かの、ささやかな愛の言葉が聞こえてくる。

坂本ミン

アーティストという分類の人間にとって、当たり前の様な「作品」を「残す」という感覚は、彼女にはあまり無いらしい。森羅万象がそうである様に、いつかは崩れ、バラバラになり、そしてまた何か別の物へと生まれ変わる。作品を作るとは、多くの人が見落としてしまいそうな物の一瞬の輝きを見つけ出してやる事なのではないだろうか。
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