いしわためぐみ展覧会「真空時計」

【Exhibition】

アーティスト:いしわためぐみ
会場音楽:藤田陽介
会期:2019年5月5日 – 2019年8月4日
会場:月夜と少年 アトリエ展示室
料金:スパイスと銀貨 (詳しくはこちらをご覧ください。)

5月5日より、月夜と少年のアトリエ展示室にて、いしわためぐみの約4年ぶりとなる展覧会「真空時計」を開催いたします。

3月末にまだ寒い大月を訪れ、彼女の家で見た作品の残像を反芻してみる。

 

二度と再現されない軌道をゆったりと漂い描くモビールと、その向こうに見える壁に飾られたいくつかの小品。

 

有機的にも幾何学的にも見えるその線と色とを見ていると、空間や時間という概念は、受け手の”現在”の状況によって、どんな風にでも姿形が変わっていくのだなぁ、とぼんやりと感じる。

 

彼女が作る作品に限らずアートは、いや、人々の日々の営みや、世界そのものだって、普段は気にも留めないけれど、本当はとても微妙で絶妙なバランスの上に成り立っているんだなと思う。この作品を、この場所で、この時に展示できる事をただただ嬉しく思う。

 

ブログ いしわためぐみ展覧会「真空時計」に寄せて より

わたしはいつも時間の中に身体を置きながら、この身体の内側に感じられる自分の時間を生きてきたようです。

 

意識に大きく左右されるこの内側の時間をじっくり見ていると、ときどき自分の調律のためなのか、普段使っている頭のスイッチを切ることで立ち現れる空間へと、出掛けていることがわかってきました。そのもっと奥にある、いつ行けるかもわからない特別な場所のことも。

 

そこには過去や未来が無く、時間が止まっているようで、高速で過ぎ去っていくような、身体が浮かんでいるようで、確かな重みを感じられるような、周りを遮断する壁があるようで、いつも扉が全開しているような、何も無いようで、全てが満ちているような、、、
わたしはそこに流れる時間を、真空時間と呼んでいます。

 

いま、自分の中の時計を把握しようと、不思議で当たり前のようなこれらの時間について考えを巡らせています。

 

2019年4月 いしわためぐみ

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* このアトリエ展示室での展覧会は、広く公開する事を前提としていません。自らの手から少し離れた場所で、アーティスト本人が自分自身の作品と対話し、制作の意義と必然性を再認識する事を第一と考え、展覧会は原則として一日二組までの公開となっています。観覧をご希望の方は必ず事前にご予約ください。


企画・制作:月夜と少年 (mumble-mumble.com)
問い合わせ:tsukiyo@mumble-mumble.com