Where I am When I am not here -ここからどこへ- / イェシカ・レイネン, カーステン・レイブ, 西絢香

【展覧会】

ドイツ・ハンブルクの、Galerie Speckstraße (ギャラリエ・シュペクストラッセ)と月夜と少年は共同で「Where I am When I am not here – ここからどこへ -」 というプロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトは、2018年11月にドイツで開かれた展覧会から、その長い道程が始まりました。ドイツからはイェシカ・レイネン、カーステン・レイブが、そして日本からは西絢香が参加し、プロジェクト初の展覧会が開催されました。

あらゆる人や物がネット回線で繋がり、加速度的に広がるボーダレスな世界で、ふと立ち止まると、足場は揺らいでいるように感じることがあります。その中で、芸術の可能性とは何なのかと、私たちは改めて問い直すのです。これは、日本とドイツ、遠く離れた小さなコミュニティでの、芸術を通した対話の記録です。「此処ではない、何処かに」想像力を向ける時、例えば海の向こう遠い国に住む友人を想い、例えば自分たちの子供、孫の世代、遥か遠い未来を想う時、私たちは胸に微かな希望の光を灯します。

そして今回、4月に大阪・北加賀屋の千鳥文化で、展覧会とトーク・セッションを開催する運びとなりました。共に港湾商業都市として栄えてきた、ハンブルクと大阪。それぞれの場所で展覧会を開催する事で、過去から未来へ、日本からドイツへ、ここからどこかに続く、多様で複雑な文化の交差点が生まれる事を期待しています。

アーティスト : イェシカ・レイネン, カーステン・レイブ, 西絢香
会期 : 2019年4月13日 – 2019年4月28日 (火・水定休)
時間 : 日、月、木 9:00~18:00 / 金、土 9:00~23:00
会場 : 千鳥文化
〒559-0011 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5丁目2-28

【北加賀屋・ミニツアー】

にわかに盛り上がりを見せる、北加賀屋のアート・カルチャーシーン。「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ(KCV)構想」の提唱からおよそ10年が過ぎ、北加賀屋はどんな場所になっているのか。千鳥文化の小西小多郎さんと共にアートスポットを中心に、街を散策してみましょう。

ガイド : 小西小多郎 (千鳥文化)
日時 : 2019年4月20日 (土) 13:00〜
集合場所 : 千鳥文化
予約・問い合せ : Mail / tsukiyo@mumble-mumble.com

【トーク・セッション】

2009年に取り壊し間近だった築100年を超えるアパート群を約200名のアーティスト達が占拠した事から始まったGängeviertel。現在では、ハンブルク市の支援を受けながら、アーティスト達が共同でアトリエやギャラリー、カフェ、ライブスペース、ゲストハウスなどを運営しています。

そのGängeviertel内にある、Galerie Speckstraßeで行った同展覧会の様子や、ドイツ・ハンブルクと北加賀屋の現状など交えながら、オルタナティブなコミュニティの在り方を考えます。

司会 : 小西小多郎 (千鳥文化)
登壇者 : イェシカ・レイネン(Galerie Speckstraße), 西絢香, 吉田航(月夜と少年)
日時 : 2019年4月20日 (土) 15:00〜
定員 : 20名まで
参加費 : スパイスと銀貨 (詳しくはこちらをご覧ください。)
会場 : 千鳥文化
予約・問い合せ : Mail / tsukiyo@mumble-mumble.com

* 1時間半~2時間程度を予定しています。千鳥文化の美味しいドリンクとお菓子と共に楽しんで頂ければと思います。

イェシカ・レイネン 1987年ベルリン生まれ。アーティスト、キュレーター。ハンブルグ美術大学で彫刻とメディアアートを学ぶ。2016年に修士号を取得後、ハンブルグとベルリンを拠点に活動している。2009年以降はドイツ国内はもとより、オーフス(デンマーク)、コペンハーゲン(デンマーク)、チューリッヒ(スイス)、ベイルート(レバノン)、テルアビブ(イスラエル)などドイツ国外でも多くの展覧会やプロジェクトを行なう。2016年よりGalerie Speckstraßeでキュレーターを務める。

彫刻やドローイング、陶芸といった古典的な手法を用いる一方で、科学的な実験器具や建築素材を用いて実証実験を繰り返している。断片と連続、偶然が生み出す美しさと科学的な記録。その境界で作品を制作している。

カーステン・レイブ 1975年生まれ、ハンブルグ在住。写真家、キュレーター。2000年より、ドイツ国内外で多くの個展、グループ展を開催。ドキュメンタリー写真を通じて、日常のごくありふれた、今そこに有る美しさを探求している。彼の作品は私たちの日々の行動に影響を与え、人々の暮らすその環境に目を向けるきっかけとなるでしょう。写真集「blossom」は2016年、German Fotobook Award にノミネートされている。

そして、2002年より、キュレーターを務める Westwerk Hamburg を拠点に様々なギャラリーのプロジェクトに参加し、多くの展覧会を企画している。2010年以降は、オーフス、コペンハーゲン、ハンブルグ、マクデブルグ、パリと国際的により幅広い活動を展開している。

西絢香 1987年山梨県生まれ、京都府出身。成安造形大学イラストレーション学科修了。現在は遺跡発掘調査の仕事に携わりながら、造形作家として関西を中心に活動。その他にも二月四日可否の名義で出張喫茶店を各地に出店。様々な廃材、残骸から日々の営みの空白に漂う物語をすくいとり、いつかどこかに在ったのかもしれない、誰かの物語を表現する。