はじめて投資を学ぶためのブックリスト

物事の真理を掴むには、人が一生のうちに出来る経験は、あまりにも少な過ぎる。アルキメデスや、ダヴィンチ、アインシュタインの様な知の巨人を前にはひれ伏すより他ない。それでも、後の世に名を馳せたどんな天才たちにも、始めの一歩を踏み出した瞬間があった事に変わらない。それは、僕の様な凡人にとって数少ない励みとなる事実だ。今、この瞬間に何かを始めようと思い立った時、数多くの先達が残してくれた書籍を読むことができるというのは、何と幸せな体験か。彼らの経験した事、発見した事、思いを巡らせた事のほんの幾ばくかでも知ることが出来るのなら、それは未来への確かな礎になると思う。

僕が、未知なる投資という世界に足を踏み入れるに当たっていくつか手にした本があった。知るまでは、博打的なイメージや、拝金主義的なイメージが先行して、あまり良い印象を持っていなかった投資という世界に、全く違う示唆を与えてくれた。そして、機会がある度に何度となくページを手繰っている。

賢明なる投資家/ベンジャミン・グレアム
ソロスの錬金術/ジョージ・ソロス
ウォール街のランダムウォーカー/バートン・マルキール
マーケットの魔術師/ジャック・D・シュワッガー
投資で一番大切な20の教え/ハワード・マークス
成長神話という煩悩からいかにして金融は解脱すべきか/野崎浩成
投資される経営 売買される経営/中神康議

もちろん、投資家を志す者にとって、とても参考になる事が多く記されているのだけれど、上記のリストの書籍は、いずれも投資に関係なくとも読み物として非常におもしろい。機会を見つけて、これからも少しずつ取り上げていきたいと思う。

Comment

There is no comment on this post. Be the first one.

Leave a comment